住宅や都市は、豊かな経験と血の通った暖かい心で設計されてきました。これからも、そうあるべきです。
しかしながら、理想の住宅ではなかったと後悔する人々も、少なくありません。皆が図面を正確に読み込んで熟考できるわけではありません。情報が多すぎたり変化が早いので、取り入れきれないこともあるのではないでしょうか。
加えて、専門家であってもBIMまで精通することは人的・時間的リソースに制約があり、非効率と捉えられることもあります。
専門家でなくとも、もっと自由に建築を考え、意見し、ワクワクすることを視覚化するために、我々はAIによる設計をスタートさせました。
生成AIは、要望(プロンプト)に基づいて画像や動画を作ります。文章を作ることも、得意なようです。
けれども、「4人で暮らす2階建ての白い家」と伝えたとしても、内部に柱や壁を有した3次元の立体構造物としては生成してくれないようです。見積もわかりません。
そこで我々は、「4人で暮らす2階建ての白い家」やさらに多くの要望を伝えると、指定敷地の情報なども加味して、柱や壁までも有した建築設計図面の役割も果たす3次元のデータ(BIM)を生成するCuBim(キュビム)の開発を行っています。
*CuBimは、キュビズムとBIMからの造語です。
我々の開発は、
1.クライアントの要望入力のインターフェイス
間取り、予算、雰囲気
2.AI設計エンジン
法規、耐震、過去モデル活用
3.BIMフォーマットへの変換
に取り組んでおり、
【フェーズ1】:最小機能版(MVP)ローンチと試験運用
【フェーズ2】:各種パートナーとの連携と商用化
【フェーズ3】:国内外市場展開と拡張機能実装
という展開としています。